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1/2ボディにウェディングドレスを着せよう ~パニエ制作&仮縫い補正編~

Writing Dates: 2016/08/12 (金)

 


こんばんは、ファッションメイドです。

 

 

前回までのあらすじ

 

 

前回投稿記事

 

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「家に放置されていた、1/2縮小ボディに、
ウェディングドレスを作ろうと張り切って仮縫いしたら、
布の組み合わせが最悪で、メチャメチャダサいものになってしまった。」

 

と、言うところまで書きました。

今回はスカート部分にボリュームを持たせたいので、
パニエを作ることにしました。


お先に完成図をお見せします。

 

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現段階では、本体のドレスよりも可愛いです。

 

 

作図

 


早速作図をします。
と、言っても書いたのはこれだけ。

 

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土台のギャザースカートとベルトだけです。
フリルは長い長方形を使うだけなので、型紙はなしです。
(作図に書いてある数字の長さに切ります)

 

使う素材はこちら

 

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両方とも日暮里にて1m100円で購入したものです。
左の布は私物です。

柔らかくてフワフワした風合いです。

右は雨合羽などに使われる素材に似た風合いです。
これを選んだ理由は、


色が白くて
安くて(見えなくなるものに1m100円以上は使いたくない)
張りがあって
服として成立する布


と、いう条件で探した結果です。


パーツが少ないため、裁断も説明する箇所もなく終わったので、
早速縫っていきます。

 

 


縫製

 

 

まず最初に、土台のスカートの右脇を縫います。

 

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そして、縫い代を2枚同時にロックミシンをかけていきます。

 

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土台はとりあえずここでストップして、フリルを作っていきます。

 

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長めに裁断したサテン地の横方向に、巻きロックをかけていきます。

 

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こんな感じです。
3段分(6本)かけていきます。


次にフリルのギャザーを寄せていきます。

 

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普段は、このダイヤルの数値でミシンをかけているのですが、
ギャザーを寄せるときは、

 

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ダイヤルの数値を大きく(ミシン目を粗く)して、かけていきます。

 

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糸を長めに引き出して(後で引っ張る為)
端から5ミリと7ミリの所にかけていきます。


何故2本かけるかというのは、写真を撮り忘れたので、
次回説明します!

 

粗ミシンをかけ終わったら、最初に長く出しておいた糸を
引っ張りながら、ギャザーの間隔を調節し、
土台のスカートにピンでとめていきます。

 

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ピンでとめたら、しつけをかけて、ミシンでとめていきます。
(ミシンのダイヤルは戻す)

 

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フリルの端から1センチの所に止めミシンをかけます。


この時、端から縫うのではなく、
10センチ先から10センチ手前までを、縫うようにします。

端はピロピロなる状態にしておきます。

 

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3段分止めミシンをかけ終わった様子です。


そしたら、土台のスカートの左脇を縫っていきます。

その時、つけたフリルは一緒に縫わないようにします。


左脇には、開きを作らなければならないので、
開き止りまで縫って、右脇と同様にロックミシンをかけます。

 

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左脇を縫って、表から見た様子です。


フリルがペロペロしているのを、処理していきます。


まずフリルの縫い代を中表に合わせて縫い、
2枚合わせてロックミシンをかけます。

 

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表からみた様子です。

 

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繋がったフリルの縫い代にギャザーを寄せ、
(短い距離なので、粗ミシンをかけず、間隔で寄せました)
ピンをとめます。

あとは、最初にフリルをつけた止めミシンと繋がるように、止めます。


こうしないと、フリルが縫い代に巻き込まれてしまい、
あまり綺麗につかないので、この方法がおすすめです。

一番上の段は、開き止りがあるので、
途中までミシンとロックミシンをかけます。

開き止まりにかかる部分まで縫い合わせてしまうと、
開かなくなってしまいますので、注意です!

スカートの脇もつながったので、
裾も三つ折りにしてミシンをかけます。

 

 

そして、開きの処理をします。

本来普通のスカートなら、ファスナー等をつけるのですが、
今回は見えない上に、人間が着るものではないので、
縫い代を折って処理します。

 

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5ミリの三つ折りにして、ピンでとめます。
この時に、一段目のフリルの縫い残した部分も一緒に巻き込みます。

 

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そして、まつり縫いをします。

 

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こんな感じになりました。

そして最後に、ベルトをつけます。

 

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土台のスカートに、粗ミシンをかけ、ギャザーを寄せて、
ベルトと縫い合わせます。

 

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そしてベルトの角になる部分を中表に合わせて、
こんな感じに縫い合わせます。

 

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アイロンで整えて、表にひっくり返し、
縫い代をピンでとめて、ぐるっとミシンをかけてとめます。

 

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ホックをつけて完成です!

 

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ボディに着せてみました。

 

ただ、何となく裾の張りのなさが気になったので、
裾の縫い代にボーンを通すことにしました。

 

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以前、あるアーティスト様の衣装を制作した時のあまりが残っていたので、

 

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裾の縫い代をほどいて、
通しながらミシンをかけ直しました。

 

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ボーンを通した後の写真です。

IMG00087   IMG00090

 

2枚並べてみると、差がわかると思います。


そして、完成したパニエの上に、
前回作った、超絶ダサい仮縫いを着せてみます。

 

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如何でしょう?
何もかもダサかったドレスから、
シルエットだけは可愛いドレスに変わりました。

 

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パニエを入れる前と後ではこんなにも違います!

 


そして、ここから立体で形を作っていきます。

 


スカートを立体的にする

 


シルエットだけは綺麗なドレスに、
バージョンアップしたこいつですが、
スカートを立体的にしていきます。

 

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こんな感じにしたいのですが、
あまりにもデザイン画が雑すぎて、
イメージが伝わっていないと思うので、
工程を見て納得してもらえればと思います!

 

 

まず最初に、デザイン画の右側部分のカーブを作ります。

 

 

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何となくピンで位置を示して、

 

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ザクッと切り落とします。

そして、一番へこんでいる部分
(ピンで直線が引いてある部分)に
ギャザーを寄せていきます。

 

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こんな感じになりました。

デザイン画では、ギャザーを寄せた部分に
花のコサージュがついているのですが、
ここでも付いていたほうが、シルエットを想像しやすいと思いまして、
レンタル商品から、使えそうなコサージュを持ってきました。

 

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こいつを・・

 

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装着すると、一気にドレス感が増しました!


あとは、自由に色々な所をつまんだりして、
形を作っていきます。

 

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作業途中風景です。
大分ドレスっぽくなりました。


そして完成品がこちら

 

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やはり色合いが超絶ダサいものの、形は中々可愛くなりました!

 

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アップにするとピンがむき出しになっていて、少し怖いです。

 

 

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どうでしょう?この圧倒的存在感!


この時点で中々の大作になる予感しかしないです。

ここまできて、やっと補正が出来るのです。
つくづくドレスを作るのは大変な作業だなと思います。

 

 

補正

 

 

今回の補正点ですが、
身頃、スカート共々大きな補正はないのですが、
後ろにトレーンが欲しいので、スカートの丈だけを変更します。

 

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後ろ姿の写真です。

 

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目打ちが置いてあるあたりまで、引き伸ばしたいと思います。

 

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これは、本縫い用のパターンを作っている最中の写真なのですが、
ピンクのラインが元の線で、紫のラインが訂正した線です。


後ろだけ引きずるように訂正しました!


次回は、型紙を作って裁断して本縫いに入る予定です。


汚い茶色が純白のドレスになるので、
みなさんお見逃しなく!

 

 

それではまた次回!!

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